本を綺麗なまま読むということがあまりなくて、折り目を付けたり余白に疑問点や気づきを書き込んだり線を引いたりする癖は学生時代からずっと変わりません。読み終えた時には世界に一冊の私だけの本になっているのも嬉しいし、そうやって具体的な動作を加えながら読むことで、その一文を読んだ時の自分の心の動きがリアルに思い出されることがあるのも楽しいものです。だから未だに電子書籍よりも紙の本を選びがちです。付箋もよく使います。仕事で読む本などは、あとから引用したい一文などがよくわかるように細く透ける素材の付箋を貼っておくようにしますし、電車の中などでペンで書き込んだり傍線を引いたりできないときにも、ペタッと付箋を貼るだけなら簡単です。付箋の良いのは、図書館や友人から借りた本にも使えるところ。ひとまず付箋をつけておいて、あとで書き写したりコピーを取ったりしてから綺麗に剥がして返却できるからです。
あらゆる付箋をためしてきましたが、ここ数年ずっと愛用しているのはカンミ堂という会社が出している「COCO FUSEN」というもの。付箋自体が細くて透けていて本に貼るのに適しているのもそうなのですが、付箋が入っているビニールの小さなケースそれ自体に貼ったり剝がしたりできる糊がついていて、本の表紙や見返しに貼っておけるのがとにかく便利です。それまで電車で付箋を使う時は、本を持ちながら付箋ケースを口に咥えたり、ポケットに入れておいたりしなければならず、なくしてしまうことも多かったのですが、これを使うようになってから使い切るまでなくさずに持っていられることが増えました。ちょっとしたアイデアなのに、読書のお供の付箋としてはこれ以上ないくらいの商品だと個人的に思っています。