今年の春はピアノを演奏する機会が多く、スタジオにこもって稽古をする時間がとても長い。そんな練習時に欠かせないのが、鉛筆だ。
私が愛用しているのは、PALOMINO。正確には PALOMINO BLACKWING 602。シンプルなデザインも気に入っているが、何よりも書き心地が素晴らしい。芯はほどよく柔らかく、紙の上をなめらかに滑りながらも、正確に線を置くことができる。何より付属の消しゴムのフォルムの美しさと性能は比類がない。
そんなわけで、私の楽譜は指使いのための無数の数字やフレージングのアイデア、ペダルの踏み替えなど、PALOMINO の書き込みで埋め尽くされている。
使い手から、能力以上の作業を引き出すのが文房具のマジックなのだろう。