私が思うファッションにおける靴の役割はコーディネートの最後を担う存在。
「ファッションは足元から」という言葉が慣れ親しいように靴の果たしている役割は大きいと思う。
ビジネススーツにランニングシューズ、ダウンジャケットにサンダル、上半身、下半身の服の色と合わない色の靴など。靴には単体でコーディネートを破壊する力がある。
お気に入りの服を着ても靴のチョイスを誤ると、1日中自分のコーディネートに違和感を感じ、「失敗したなぁ」が頭を覆い、自信を持って街を歩けなくなる。
また、家を出るまではこの靴で良いと思っていたが、家を出た瞬間からどこか違和感を感じすぐに家に戻って靴を履き替えることも少なくない。
靴に対してそういった認識を持っている私が2年以上前から欲している憧れの靴がある。
イタリアの「GUIDI」というブランドのブーツである。このブランドを初めて見たのは2年ほど前に私が勤めていた靴屋。
種類、国がバラバラな靴がたくさん置かれているその店で私はGUIDIのレザーシューズに惹かれた。レザーの上質さや貫禄はひと目で圧倒させられるほどで、履き心地はレザーの硬さや歩きにくさもなく足にフィットする。
当時、試着したのはレザーのスリッポンで自分の欲しい型で無かったため購入できなかったが、もしどこかでGUIDIのブーツに出会えたら、その時は憧れを手にしたい。
12/ 2024