高校生の時、運命の出逢いを経て私は歌って踊る女の子の虜になった。あれから15年という時間の中で私は大人と呼ばれる歳になり、アイドルそのものの世界にもさまざまな変化が起きている。デビューした方を応援することが当たり前だった私にとって、オーディション番組という応援の仕方は衝撃だった。何本、というのか、何組かの番組を見てきた私だが、15歳の時に感じたほとんど恋のような(もしかすると恋よりも純度の高い)気持ちにまた出逢うことになるなんて。HuluとYouTubeで配信されていた「No No Girls」。出演者はもちろん、導く者たちの想いに毎週胸が騒ぎたち、あっという間に虜になった。女の子がコンプレックスを乗り越えて、好きなわけじゃない自分自身と嫌というほど向き合い、今まで感じてきた全てをかけて、エンターテイメントに昇華する。己の力で!
あまりの美しさに涙で画面が揺らぐ日々であったが、ついに先日デビューメンバーが決定した。一緒にハマってくれた親友と共にワールドツアー(決まってない)に全通する約束までしている。生きる活力を漲らせてくれる。そのために頑張ろうと思わせてくれる。全てのアイドルに幸あれ。本気で。