
グレーの静けさに包まれた空間に、
やわらかな温度を添えるように、
特注でつくっていただいた
ダイニングテーブル。
木の種類、天板の厚み、
脚の角度まで、デザイナーさんと
細かく相談を重ね、空間と響き合うような“佇まい”を目指しました。
潔く無駄を削ぎ落とした
フォルムだからこそ、
木の質感や影の落ち方までが、
この空間の一部として
生きているように感じます。
毎日の食卓としてだけでなく、
人が集い、会話が生まれ、
記憶が積み重なっていく「場」の
中心になるような存在感を
持たせたかったダイニングテーブル。
唯一無二とは、
決して目立つことではなく、
時間とともにじわじわと
自分に馴染んでいくもの。
このテーブルは、
まさに私にとってそんな存在です。