
みんなが園庭を走り回っていた保育園や幼稚園に通っていた頃から、身体を動かすのはあまり好きではありませんでした。かけっこや鬼ごっこの最中、ひとりだけ砂場にどかっと座って独り言をぶつぶつ言っている私を見てうちの母は、「この子は何か身体能力やコミュニケーションに問題があるんじゃなかろうか」と心配したそうです。高校時代も大学時代も社会人になっても、スポーツに入れ込んだことはありません。運動と言っていいのかよくわかりませんが、一時期はあまり動かなくて良いという点で、ヨガに異様なほどハマってほぼ毎日スタジオに通っていましたが、その後街中のスタジオは圧倒的にホットヨガ全盛期になり、暑いのが嫌であまり通わなくなり、ヨガからも遠ざかっていました。
それゆえ、当然運動不足で腰痛や肩凝りになりやすく、放っておけばすぐ太ります。だからといって身体を動かしたくないので、身体の凝りやマイナートラブルは鍼灸で、太りやすいのはサプリや漢方、それからボトックスなどの美容医療で抑え込んできました。別に見た目さえある程度整っていればそれでいいと思っていたのですが、困ったのは妊娠中、そして授乳している現在です。あやしい漢方やボトックスなどには、妊娠中や授乳中は使用不可となっているものが多く、あまり頼れなくなってしまいました。そもそも身体を動かさずにそういったもので抑え込んでいた体重は妊娠中に増えすぎてしまって、多少授乳したくらいでは減りません。そうなってくると膝や足首など、重すぎる身体を支える関節にも酷いトラブルが起きるようになってしまいました。久しぶりにヨガでもしようか、とはいえ長く遠ざかっていたものを再びやるのには勢いがいるので、授乳を早めに切り上げて美容医療に頼ろうか決めかねているところです。身体をそれなりに動かすということは本来必要だったのかもしれません。