
多分、小学校くらいの時から。
でも実害がなくて。
たぶん最初に指摘された時は、「猫背」とか呼ばれたわけですけど、「猫背」ってあんまり悪い気がしないじゃないですか。
なんならちょっと可愛いまであるじゃないですか。
だから特段悪いことじゃないと思いながら生きてきたんですけど、最近、そういう姿勢系のフレーズが「反り腰」とか、「巻き肩」とか「ストレートネック」とか、なんか病気感強めで、まんまと怖くなっちゃいまして整体に行ってるんですよ。
そしたら先生に、「立っている時は、お尻とお腹に力を入れて、まっすぐな棒になって下さい」って言われて。
マジで難しいんですよ「まっすぐな棒」になるのって。なったことないから。
一瞬キープするんですけど、気がついたら「靴べら」くらい曲がっちゃうんですね。
それってやっぱり「まっすぐな棒」なんていう抽象的な物体、モノリスみたいなものはイメージしづらいからだと思うんですよ。
だから必ずしも真っ直ぐじゃなくても、限りなく真っ直ぐに近くて、なるべく「憧れやすい棒」を見つけることが大事なんじゃないか?、と思ったその瞬間、目の前に現れたカッコいい棒、ガンマイク。
かなり真っ直ぐかつ、音も拾える。
カッコいいおじさんに持ってもらえる。
そんなガンマイクと、我が背骨を交換した気持ちで直立していこうじゃないかと。
このガンマイク健康法を収録したDVDつきのムック本のように、背表紙筋を伸ばして生きています。