
きっと料理が好きで、未知なる食材の組み合わせが好きな人にはぜひお勧めしたい本があります。料理本というよりは、題名の通りで本当に風味の事典。
私はイギリス留学中にレバノンとイギリス人のハーフで、途轍もなく料理が上手な友人から、面白い本があるよと紹介されたのがこの本でした。
レバノンとイギリスというそれぞれの国の文化もあって、中東料理と英国料理を独自に組み合わせたエキゾチックでワクワクするそんな料理を作ってくれた。
この本にも同じようなワクワクがあって、分類ごとに食材が区分分けされており、簡単なレシピというかどうしてこの食材と食材の相性が良いのか、そんなことも書いてあったりする。例えばバナナとチーズ、チョコレートにチリパウダーだったり、文字だけで見ると”え?”と思う組み合わせなのですが、実際にやってみるととても面白いのです。私は実際に若いバナナ、6ヶ月くらいなコンテ、ダークチョコレート、チリパウダーで試してみたことがある。とても美味しかった。自分の料理全てにこのロジックを当て込んでいるわけではないけれど、料理は閃きと発想なのだと固定概念をぶっ壊してくれるそんな本です。