実は大学の専攻は、ファッションではなく美術教育だった。教師になるつもりはなかったが、美術を幅広く学ぶために専攻した。数ある科目の中でも、油絵の授業が好きで卒業制作も絵画の研究室だった。
20代前半からファッションデザイナーとして仕事をする中でも、数年に一回は油絵を描きたくなって個人的に描いたりもしていた。本格的に再開したくなり、今年の春から今現在も絵画の学校に週一回で通っている。題材は自由で、疑問があるごとに先生に質問しながら自分自身の制作に向き合っている。通い出した当初は、”これなら自分のアトリエで個人で制作してるのとあまり変わらないのではないか?学費を無駄にしてしまったかもしれない”と少し後悔していた。しかし、時間がゆるす限り毎週通うように努め、題材が決まっていなくてもとりあえず画面に向かい手を動かすことによって、ようやくここ最近制作の進めたい方向が見えてきたところだ。大きくなくても、立派でなくてもいいから絵画の個展を開催するのが来年達成したい目標だ。