絵画や彫刻など、ものを創作することに昔から憧れがあるいっぽうで、図工や美術の授業は苦手だった。私にセンスがなく、授業を通して大した表現ができなかったことが理由なのだが、今改めて考えると、センスがないからってことでもないような気がする。というか、センスって何?
自分が憧れる天才の領域みたいなものを勝手に設定して、そこには到底届かない自分を見たくないという気持ちがあったのかな、と思う。天才は初手ですごいものを作ると決めてかかっていたから、ちょっと失敗したら烙印を押された気になり、練習して上達する可能性の芽も潰してしまっていたなとしみじみしてしまう。
ならば今、やってみては?苦手意識を引きずったまま、一生を終えるなんて嫌だなとふと思ったわけです。
そこで2026年は水彩画を描いてみようかなと思う。色が混ざってしまって修正が効かず、下絵は気に入っていたのにぐちゃぐちゃに仕上がってしまった、小学生のときの苦い記憶が残る水彩画。その「うまく描けなかった」で終わってしまっている物語の続編を、いざ。
こういう絵を描きたいという具体的な目標はないのだけど、ただ色を使って何かを描くことを心地よく感じる、という地点にまずはコマを進めてみたい。描いていればそのうち、描きたいものも生まれてくるだろうし、その過程も楽しみに、焦らずに、継続して取り組みたいところだ。