長らく私の相棒として隣にいてくれている、ナチュラクラシカ。
フィルムは高いのでまめに撮るというわけではないが、
久しぶりに会う友達とか、景色の期待できる場所だとか、雪の降った日とか。
カバンから取り出し、シャッターを切る。
私のナチュラは、専用のケースを見つけられていない私に付き合わされ、
時にはフリフリのポーチ、はたまた友達にもらったポーチ、
今は海外の伝統工芸ポーチを住処にして今日もカバンの中で揺れている。
相棒と過ごす上で嬉しいこと。現像したものをデータに落として
差し上げたことのある友達がそれ以降、
私がナチュラを取り出すと「あ!フィルムだー!撮って!」と言ってくれたりする。
毎日撮るわけじゃないから多くて月に一度、少ないと半年ほど空けて現像に出してしまうので
いざ上がった写真を見ても、
あーこんなことあったなぁ、というほどに、リアルタイムさは皆無。
でも、それだけ時間が空くからこそ、友達に共有するとき
「現像上がったよー。こん時髪長いね!笑 今忙しい? ご飯しようよ」
なんて、次の約束ができたりする。
ナチュラクラシカは、少しの手間と時間をかけて、特別な一瞬を覚えてくれている。
11/ 2024