
昨年ノワール・ケイ・ニノミヤのパリコレのショーのヘッドピースを制作する機会をいただきました。そのときのショーの音楽を担当されていた長谷川白紙さんに出会いました。その後、ライブにも行かせていただき衝撃的にハマってしまいました。白紙さんが生み出す音の粒の集合体に身を投じると、解放感を得ます。歌詞の世界観も独特です。読めない漢字も多数頻発、それを調べているうちに気がつくと1時間が経過しています。少女のような少年のような美しい声。インタビューを読むと、常に「自分を固定する枠組みを破壊したい」という強い欲求に基づいて行動しているとあり、その思想に私も共感します。
制作で行き詰まっているときだけは聴けない時期があります。その才能に打ちのめされてしまうので。峠を越えたあとはご褒美のようにループでずっと聴いています。エネルギーがわき創造力を喚起してくれます。
この先も白紙さんが生み出していくものをずっと聴いていけるのだと思うと痺れます。白紙さん…おそろしい人…!