
どうしても落ち着いて書く仕事をするのが深夜になりがちな私は、人生でモーニングと呼べるような時間に起きていた時期はかなり少ないのですが、最近は結構あわただしい朝を過ごしています。娘が生まれて、どうしても以前と同じように深夜に思うようにやるべきことができなくなってしまったため、彼女を保育園に連れて行き、その間になんとか重要な仕事を終える必要があるからです。
大体八時頃、最初に起きるのは十か月の娘です。彼女に顔をひっぱたかれて目覚めると、まずは彼女の口にお茶の入ったストローマグをつっこみ、その間に耳で簡単に体温を測ります。娘を保育園に連れて行くのは、仕事の関係でお迎え後の時間は一緒に過ごせない夫の役目。私は登園バッグを用意して、よく食べる娘が午前中のご飯の前にお腹を空かせて不機嫌にならないよう、フルーツやヨーグルトを軽く食べさせます。娘と夫がベビーカーで出かけて行き、ようやく私はトイレに行ける、という具合。起き抜けにかけた眼鏡をコンタクトに変えて簡単に歯を磨いたあと、夫が一旦帰って来る前に10分と少しだけヨガマットを広げて太陽礼拝を四回くらい繰り返すだけの簡単なヨガをします。
飲食系の仕事をしている夫とは夜はもちろん別々となるので、一日のうち二人で食事をするとしたら朝食だけ。なのでお互い午前中の早い時間に打ち合わせなどが入っていなければ、一緒にテーブルに座って仕事の話や子育ての話をするようにしています。とはいえゆっくり時間をかけている暇はないので作るのはヨガのあと、夫が帰ってきて手を洗ったりトイレに行ったりしているあいだのやはり10分。お米だけ前日に炊いておくか、忘れた場合はそうめんを茹でるなどしてとにかく時短で用意しますが、一日の始まりに食事があることで、昼まで寝て夜まで食べないかつての生活よりも少しちゃんとした大人になった気でいます。