8:00 涼しい風の吹く朝
細かい砂利の道を早歩きで工場に到着
鉄の門を通過して
タイムカードを押し、女子更衣室にて白い作業服に着替え
白いスカーフを三角形に被る
消毒通路を通って生産ラインの所定位置につく
その間、同僚と二言三言挨拶や噂話など交わす
ベルトコンベアのリズムによる単純作業が始まる
もう仕事には慣れている
12:00 昼の時間を告げるサイレンがなる
皆、先ほどと逆のルートを辿り門を出、あっという間に四方に散る
細かい砂利道を自宅まで戻り、軽い昼ごはん
13:00足早に工場へ戻る 午前とほぼ同じ工程の作業に入る
17:00 終業のサイレンがなる
あちらこちらで大きなため息、話し声、そして笑いも起きている
帰りの道すがら小さな赤い花束を買う 夕飯の買い物をして部屋に戻る
白いレースの上の小さな細い陶器の花瓶に花をさす
夕飯を簡単に済ませて、温かいお茶を飲みながら知人にハガキを書く
先日の休みに訪れた観光地で購入した湖の写真のカード
意味のない音楽をかけつつ その音の世界で日常の些事を営む
物語の中に居るようだ
20:30明日はお休みなので今夜はジョン・ハッセルのライブに行こう
とは言え、多少の眩暈がするライブなので
早めに帰ろう
行く前からそんなこと考えるなんてばかだなぁと思う
何かを思い切り楽しむってことが不得手な質だとまた思う