もし違う人生を送っていたとしても、カッコいい女性でありたいと思います。
実は、20代の頃は、今の仕事人間の私の姿を想像していませんでした。その頃、ロンドンに住んでいた私は、4WD に子供たちを乗せて颯爽と運転するお母さんたちの姿に憧れていました。自立していて、かっこいいお母さんというのが、もう一つの私の人生の姿だったのかもしれません。
幼少期は、植物が並ぶベランダでひとりで読書を楽しむ時間が大好きでした。今も変わらず、祖父母の庭で季節の移ろいを感じながら深呼吸する瞬間が私にとっていちばん幸せなひとときです。なので、もし別の人生を選ぶとすれば、都会の喧騒から離れ、大きなお庭のある家でのんびり暮らす日々を送っていると思います。
とはいえ、私の性格は人を喜ばせることに喜びを感じるので、どこにいても、大好きな家族や友人のために料理をしたり、うつわや、花で家を彩ったりと、誰かと好きなことを共有しながらいそがしく、日々を楽しんでいると思います。