年がら年中己を甘やかしているのでベスト1を決めるのに手こずりましたが、ここは「一度読んだ漫画の読み返し」とさせてくださいや。
日本人成人男性としてはまあ人並みに漫画が好きです。ただ、まだ一巻しか出てないものをディグるほどのドリルは持たない重機として活動しています。
たまに吉川きっちょむさんをはじめとする漫画エキスパートの方にご案内いただき、「半分姉弟」や「緑の予感たち」を拝読することもありますが、これはシンプルに面白いの他に「探検」的な要素があって、崇高なことをしている達成感を帯びるのです。
その点、昔読んだ名作の読み返しは、とにかく楽しいばかり。40巻以上出ていたら時間の吸い込まれ方も尋常じゃない。それでも止まらない。晩酌がてら始まって、風呂を沸かして持ち込んで、髪を乾かしていない方の手でめくり倒し、ベッドの上、“く”の字に横たわる自分に相対するように“>”字になるタブレットとそのキーボード。
目も脳も疲れ果てて眠りに落ち、朝になり、充電を切らした“>”を“=”にするんですよ。そして私は“く”から“>”になって目を閉じるんですよ。