
性格柄なのか仕事柄なのか考え込んでしまう事が多い。同時進行のタスクも多かったり、仕込み期間が必要なプロジェクトもあったりするので、あれもこれもで脳が混乱してしまい、それによってやる気が削がれていくこともある。あぁ、パンパンになってきてるな、色々面倒くさくなってるなとキャパオーバーの危険信号が点滅した時に、私は喫茶店に向かう。そこでノートにペンで殴り書きをする。とにかく今、脳に浮かぶ言葉を、左から右へ、上から下へと、殴り書く。誰かに見せるものではないので、文体とか流れとかは気にせず、でも、脳をリセット、リロードしていくような感覚は持ちながら。序盤は悩みや苛立ちから始まるが、中盤辺りから転換が起こりだして、不思議なもので、終盤で前向きな気持ちになる。脳科学的なメカニズムとかがあるのかもしれないが、実体験で毎回そうなるので、とにかく殴り書きさえすれば気持ちはスッキリするのだから、こんな単純でラッキーなことはないなと思う。いつかこの殴り書きが掘り起こされないようにだけ、気を付けておかないと。