
大学でインド文化を勉強していました。当時バックパッカー旅行でチベット仏教の聖地・ダラムサラへ行き、出合ったのがチベットのお香です。それまで使っていたインドのお香は、香りが強く派手なものが多かったのですが、チベットのものは静かで素朴、今っぽく言えばマインドフルネス感にあふれており、夢中になってしこたま買って帰りました。しばらく使っていましたが、だんだんお香を焚くという行為が面倒になり、いつかの引越しのタイミングですべて処分した記憶があります。しかしここ数年、またお香が楽しくなりました。きっかけはほぼ日シンクーのhibiコラボ品(超名作)だったと思いますが、マリアージュフレールのものとか、アスティエのものなんかを気取って使っています(いずれも超名作)。すっかりお香が生活の一部になって、ふと先月、チベットのお香の存在を思い出したので、また買い込んで焚いています。こんなすぐ手に入るなんて、インターネットありがとう。懐かしさもあり、ハーブを大胆に練って作ったプリミティブなざっくり感も含めて、改めていいなとしみじみ。最近はこれを焚きながら朝、1日の計画を立てています。