器に関しては恥ずかしい思い出しかないのです。人が大事にしてきた皿をうっかり割ったり——それもうっかりが定期的にやってくる!——、自分が気に入ってるグラスでも縁が欠けたり……。僕は欠けたり、壊れたりする儚さが陶器の魅力だと思うが、そうでない人の方が圧倒的多数で、かつお気に入りのものを洗い物で割られてたら怒り心頭でしょうね。
自分で嫌になるほど失策を繰り返してきて、考えました。どうせ自分は皿を割る。ならばいっそのこと割れない皿を使えばいい!!そこで辿り着いたのが浅草はかっぱ橋で買い集めた韓国製ステンレス(写真!)、新潟は燕三条が誇る銅器等々の合理的な食器類でした。見ようによっては味気ないのですが、昨今の韓国カルチャーブームで良い感じに仕上がり、燕三条産のタンブラーは良く冷えた状態を維持してくれます。
なんと実用的、まさに「用の美」だと思うようにしています。
服ならばエイジングして擦れていったり、くたっと馴染む過程が好きだけど……。そんなわけで、しばらく割れないものを愛用することになりそうです。