2019年に友人で写真家のオザワキヨエさんと訪れたトビリシ、ジョージア。1991年にロシアから独立した元の名グルジア共和国。
トルコのイスタンブールからトビリシまで2時間ほど、隣に座っていたのはジョージア人の女性でした。ひょんなことから会話が始まり、2時間ノンストップで話に花が咲き、あっという間に仲良しに。旦那さんが空港まで迎えにきているからエアビーまで送ってあげるよと魅力的なオファーだけでなく、さらに少しだけ遠回りして市内をドライブするよと言ってくれ、小さな町ながら光に照らされたトビリシの街並みがあまりにも美しくてあの光景とあの瞬間は今でも忘れられません。
彼らが紹介してくれたおすすめのレストランとおすすめのジョージアワイン。ぜひ行ったら感想を教えてと言われていて、後日お世話になったお礼にご夫婦をエアビーに招待して、私が料理を振る舞うことになりました。彼らのおすすめレストランとワイン、「とってもおいしかったよ」と感想を伝えたら、実はおすすめされたジョージアワインはただのおすすめではなく、彼らが自分たちの手で実際に作っていたワインでした。飛行機の機内では自分たちが作っているとは言わずに、おすすめのワインだから飲んでみてと言った背景には、いつか日本市場にワインを卸したいという夢を叶えるために、初めて知り合った日本人が自分たちのワインをどう思うのか、率直な感想が聞きたかったからと。
その彼らの真摯な姿勢と本気で取り組むものづくりの様子にジョージア人の真髄を見たような気がしました。その夫妻に振る舞うディナーを仕込んでいる様子をオザワキヨエさんが撮影してくれたのが私の今のプロフィール写真。
このストーリーも含めて自分にとってはかけがえのない場所であり、思い出です。
(余談ですが彼らのワインは今私の友人が仕入れていて日本でも買えるようになりました)