夏といえば木陰。
今年も気候変動による熱波がヨーロッパを襲っている。エアコンなど暑さへのインフラが十分に整っていないオランダは、熱波に対して脆弱だ。先週は異常高温のため、一部の学校で休校措置が取られた。溢れる観光客も、木陰をたどるように運河沿いをそぞろ歩いている。真夏の日中、照り返しの強いアスファルトの上と木陰では、体感温度が20℃近く違うこともあるらしい。
というわけで、2021年にオランダの都市林学者セシル・コニネンダイクによって提唱され、多くの自治体が都市計画の目標として取り入れている「3-30-300ルール」を紹介したい。
3:家・学校・職場から少なくとも3本の大きな木が見えること
30:地域の30%以上が樹木の枝葉で覆われていること
300:自宅・学校・職場から300m以内に公園や緑地があること
このシンプルな数字と、わかりやすいビジョンは、私たちの健康と気候変動への適応を両立させる「実現できそう」な指標のように思うが、どうだろう。