Steve Harrisonのペン立てで、毎日のようにお茶かコーヒーを飲んでいる。
文房具なので、もちろん湯呑ではない。
ただ、サイズもちょうどいいし、口当たりも気にならず、もう何年も使っているので、自分の中では完全に食器扱いになっている。
そもそもこれを買ったのは、彼の作品がどうしても欲しくて調べまくっていた頃。
普通に店で買えるようなものではなく、探しているうちに、ロンドンで行われていた文房具の企画にたどり着き、そこで見つけたのがこのペン立てだった。
欲しかった器ではない。
なにかを飲みながら、少し歪んだ輪郭や均一ではない表面を無意識に指でなぞっていると、画面で見ていただけでは気づかなかったテクスチャが少しずつ手に残り、日に日に愛しさが増していくのであった。