せっかちな私は、お皿を割りがちです。
母がこつこつと集めていたマイセンは、子ども心に特別な存在で、大人になってから背伸びして手に入れた当初は、とても緊張して恭しく扱っていたはずなのに、緊張感が足りなかったのかあっという間に割ってしまいました。
ショックだったのですが、金継ぎ作家の友人にお任せで直してもらったら、「自己主張の強さを表現してみた!」となぜかわたしの名前入りで、ちょっと笑ったしなんだかぐっと距離が縮まりました。
料理に合わせて食器をコーディネートするような余裕も気概もないゆえ、よい食器はもっぱらおやつの時に登場します。そして、よい食器と紅茶とおやつがあれば、私なりの丁寧な生活になるのです。