人生通して夜型です。仕事も水商売や新聞記者など深夜に及ぶ仕事が多かったし、福富町や歌舞伎町など、好きな遊び場も昼間は閑散としていて夜に賑わう場所ばかりでした。会社をやめて家でひたすら原稿を書くようになると、夜型にも拍車がかかっていきました。コロナ禍のロックダウン中などは打ち合わせや対談なども激減したので、眠くなるまで寝ずにやがて完全に反転したかと思うと三時間ずつくらい後ろにずれていくものだから、変に朝おきてしまう日なども含めて、一週間を七晩ではなく六回寝るスタイルで生活を送っていました。私が自分の身体に正直に生きるとそのスタイル、一日24時間ではなく27~28時間くらいでまわすスタイルが一番あっていたのだと思います。とはいえそうすると午後の打ち合わせがちょうど睡眠時間とかぶったり、良いタイミングで歯医者や美容院に行けなかったりする不便があるので、結局コロナ禍で外出機会が少ない時期を過ぎると深夜三時から五時くらいには寝て昼前までには起きるというザ・夜型にもどっていきました。
しかし一昨年、娘が生まれてからは、娘のバイオリズムに振り回されますし、そもそも子どもの遊び場と言うのは朝から早めの夕方までしかやっていない。保育園は朝九時頃つれていかねばならないし、休日の公園だって暖かく明るい時間に行かざるを得ない。というわけで、四十歳を過ぎて初めて、ほぼ毎日八時台までには起きるという生活に変わりました。とはいえ長年の癖と言うのはそう簡単にぬけないので、筆が進むのも血が騒ぐのも何かやる気がみなぎってくるのも全部深夜。いまこれを書いているのも0時をすぎている時間帯です。娘がもう少し大きくなったら、一緒に夜更かしもしてみたいですが、今は無理やり朝方にした生活と、自分の細胞が信じる夜の生活の狭間で、やや寝不足の日々を送っています。