私は極度の暑がりなのに、夏が大好きだ。
もちろん夏祭りも大好きだが、今年はまだ夏祭りらしい夏祭りには行けていない。
これを書いている今、私は台湾にいる。
約10年ぶりの3度目。
そんな台湾で、私が特に好きなのが夜市だ。
家族連れやカップル、友達同士。
そこにいる一人ひとりにそれぞれの暮らしがあり、この賑やかな風景が現地の人たちにとっての日常なのだと思うと、羨ましくなる。
蒸し暑い夜、大汗をかきながら、餃子や青菜炒めをビールで流し込む。
腹五分目くらいで切り上げて、近くの気になる店へ移動する。
何を食べてもおいしく、味付けは優しい。
食べる度に心まで癒やされ、ずっとこのままここに居たいと思わせてくれる。
台湾は、人も穏やかで温かい。
どこか懐かしくて可愛らしい街並みにも、たまらなくロマンを感じる。
建物や看板、人々の服装、車やバイク。
街の至るところに、豊かな色が溢れている。
夜市を歩きながらその景色を眺めていると、個性的な服を好んで着ていた、学生時代の自分の感覚が蘇ってくる。
洗練されたものよりも、少し不揃いで、その人らしさが滲むものに惹かれていたのだった。
台湾は、かつて自分が好きだったものを思い出させてくれる場所だった。
今日は、台湾で過ごす最後の夜だ。
寂しいけれど、今夜も思う存分楽しもうと思う。
またすぐ来るよ、台湾。
私にとって、2026年最初の夏祭りは、台湾の夜市でした。