最近、すっかり夢中になったもの。
『空の窓』
箱を開けると、
色も形も少しずつ違うクッキーが、
隙間なく丁寧に並んでいる。
その景色がとてもきれいで、
食べる前にしばらく眺めていたくなる。
このクッキーは、飛行機の窓から見下ろした日本の田園風景をイメージして作られているそう。
そう聞いてから改めて箱を覗くと、
畑や田んぼが連なっているようにも見えてくる。
生地には米粉が使われていて、
味噌や柚子胡椒、山椒、マイタケ、玉ねぎなど、
日本の食卓で親しんできた味が練り込まれている。
クッキーなのに、甘いだけではない。
ひとつ食べると塩気があって、
次はふわっと山椒が香る。
またひとつ手を伸ばすと、
今度はどこか懐かしい味がする。
小さな一枚一枚の中に、
それぞれ違う風景があるようで、
気づけば「次はどれにしよう」と夢中になっていた。
飛行機から見た景色を、お菓子にすること。
そしてその景色を、日本の食卓の味で表現すること。
御菓子丸さんの発想が、とても好きです。
旅先から持ち帰る風景や匂いの記憶は、
時間が経つにつれて少しずつ曖昧になっていくけれど、味はふとした瞬間に、
そのときの記憶を連れてきてくれることがある。
だからこれは、ただのクッキー缶ではなくて、
小さな旅の風景が詰まった箱でした。